キャストが分からないので、歌詞カードから登場猫の名前を拾ってみました。
Munkustrap | Demeter | Asparagus |
---|---|---|
Skimble | Rum Tum Tugger | Alonz |
Grizabella | Jellylorum | Coricopat |
Jemima | Alt-Deuteronimus | Tantomile |
Jenny | Bombalurina | Quaxo |
Plato | Tumblebrutus | Victoria |
Mungo Jerrie | Rumpel Teazer | Cassandra |
Mistoffelees | Macavity |
以上がセリフか歌がある猫です。
Macavity自身にはセリフも歌もありませんが、ナンバーがあることから存在が確認出来ますので加えてます。
この他にも、セリフも歌も無い猫が存在しているかもしれません。
QuaxoとMistoffeleesは同一猫なのか、PlatoとMacavityは1人2役なのか、そういったことも不明です。
一部の猫の名前が変わっています。
綴りは「Jenny Fleckenreich」。
正しい発音はともかく、「ジェニーフレッケンレッ(ヒ)」と聞こえます。
歌詞以外での歌詞カードの表記は「Jenny」です。
ちなみに[fleck:点、まだら、ぶち]という意味のようです。
綴りは「Alt-Deuteronimus」。
正しい発音はともかく、「アルト・ドイテロニムス」と聞こえます。
[Deuteronimus]は、おそらく「申命記」をドイツ語表記・発音しただけと思われます。
「Skimble」とだけしか呼ばれません。略称というわけでもないようです。
綴りは同じですが、「Mungo (スペース) Jerrie」「Rumpel (スペース) Teazer」と、間で区切られて表記されてます。
他にも綴りが変わっている猫が数匹いますが、どうも単なる表記ミスのようなので割愛します。
歌う順番。
[マンカストラップ]→[ディミータ]→[アスパラガス]
→[スキンブル]→[タガー]→[アロンゾ]
→[グリザベラ]→[全員]→[ジェリーロラム]
→[コリコパット]→[ジェミマ]→[デュトロノミー]
→[全員]→[タントミール]→[ジェニー]
→[ボンバルリーナ]→[クアックソー]→[プラトー]
→[タンブルブルータス]→[ヴィクトリア]
→[マンゴジェリー・ランペルティーザ]→[カッサンドラ]→[全員]
なんとタンブルブルータスがメス猫です。
どう聴いても声が女の子です。
(女の子に「ブルータスをもぶっ倒す!」なんて名前をつけないで下さい)
ヴィクトリアにもソロがあります。
四季猫と同じく、原詩の1節目と3節目が歌われているようです。
3ガールズは、ディミータ、ジェリーロラム、ボンバルリーナの3匹です。
ダンスセクションは入ってますが、四季猫より短めです。
もともと短いのか、CDにするにあたりカットされたのかは不明です。
ラストのコーラスが「♪For, She's a jolly good fellow ! (素晴らしいおばさん万歳)♪」と、ここだけ何故か英語歌詞です。
タガーがブタ鼻を鳴らして登場します。
ラストもメス猫たちの嬌声をブタ鼻を鳴らして止めます。
「♪Der Rum-Tum-Tugger ist unheimlich fad (ラム・タム・タガー こいつはやっかい)♪」のパートは、マンカストラップとプラトーの2匹が歌ってます。
「♪Der Rum-Tum-Tugger ist ein störrisches Biest (ラム・タム・タガー こいつはつっぱり)♪」のパートは、ボンバルリーナが歌ってます。
このナンバーだけ、誰がどの部分を歌っているのか歌詞カードに書かれてません。
メジャーバージョンです。
ランペルティーザのパートに、とてもランペルティーザの声とは思えない、少年のような声で歌われている箇所があります。
マンゴジェリーの声とは違います。
単にランペルティーザが声を作って歌ってるだけかもしれませんが、もしかしたら、一緒に歌ってる猫が他にもう1匹(ミストフェリーズ?)いるのかもしれません。(謎)
「♪The Rum Tum Tugger is a terrible bore (ラム・タム・タガー こいつはやっかい)♪」のパートは男声コーラスです。
セリフ部分は完全カットで、曲も途中から始まります。
(四季猫なら、マキャヴィティ、シラバブ、タンブルブルータスの3匹が、ぐにゃぐにゃダンスをするあたりから)
グリザベラに歌いかけるのは、ジェリーロラムとジェミマです。
ロンドン猫と同じくシラバブがいないので、彼女のポジションにはジェミマがいるようです。
タイトルの「EISENBAHN」は「鉄道」という意味です。
「♪個室の特別寝台は……♪」から「♪スキンブルがいつもひかえて聞いているさ♪」までの部分がありません。
ウィーンでも、マキャヴィティはスコットランドヤードに追われてます。
「♪マキャヴィティ マキャヴィティ 悪徳マキャヴィティ♪」から「♪ナポレオン オブ クライム♪」までの部分がありません。
コーラスは四季猫と同じく、男声も入ってます。
『マキャヴィティとの闘い』は、完全にカットです。
最初から最後までタガーが全部歌います。(かなりアレンジして歌ってます)
ミストフェリーズは途中の「Presto !」のひと言だけです。
「♪驚いたもんだ 素晴らしい奴さ♪」の「驚いた」の部分のドイツ語歌詞が、「Abrakadabra (アブラカダブラ)」です。
(これはミヒャエル・クンツェ氏の「名訳」なのか「迷訳」なのか……)
ダンスセクションは、ほとんどカットされてます。
冒頭のジェミマのソロと、マンカストラップのセリフがありません。
グリザベラのソロから始まります。
ジェミマとのデュエットは無く、最初から最後までグリザベラ1匹が歌います。
ウィーンでも、ラッセルホテルを越えて天上に昇ります。
歌詞カードには「JULIAN LLOYD WEBBER With The Royal Philharmonic Orchestra」とあります。
ジュリアン・ロイド=ウェバー氏はアンドリュー・ロイド=ウェバー氏の弟さんで、チェロ奏者です。
マンカストラップをSteve Bartonさんの美声で聴けるということで、マンカスファンの方におススメです。
また、全編を通してタガーの自由度が高く、タガーファンの方にもおススメです。
インストゥルメンタルの『メモリー』もなかなか良いです。
結婚式とかお葬式とか、冠婚葬祭のBGMに良いんじゃないかと。(←)
でも、やっぱり、このCDはミストナンバーの「アブラカダブラ」に尽きると思います。