The 25th Jellicle

クレイジー・フォー・ユー『リハーサル見学』

2005年10月12日(水) ソワレ 広島郵便貯金ホール

《キャスト(敬称略)》
ボビー・チャイルド 加藤敬二
ポリー・ベーカー 樋口麻美
ランク・ホーキンス 牧野公昭
アイリーン・ロス 八重沢真美
ベラ・ザングラー 広瀬明雄
エベレット・ベーカー 武見龍磨
ボビーの母 斉藤昭子
テス 有永美奈子
ユージーン・フォーダー 田中廣臣
パトリシア・フォーダー 加藤聖恵
 
ムース 川辺将大
サム 岩城雄太
ミンゴ 畠山典之
ビリー 石野喜一
パーキンス/カスタス 坂本剛
ジュニア 平田郁夫
ピート 中山大豪
ジミー 和泉沢旭
ワイアット 関与志雄
ハリー 村中弘和
 
パッツィー 池末絵己子
シーラ 姚詠芝
ミッツィー 柴田桃子
スージー 眞弓ヴァネッサ
ルイーズ 大石眞由
ベッツィー 市川友貴
マギー 伊東恵
ベラ ソン・インミ
エレイン 荒木美穂



客席に入ると、舞台上では『I Got Rhythm』でのお盆タップの練習中でした。
(客席前方センターに誰かが座ってらっしゃいましたが、見えるのは後ろアタマのみで、この時点ではどなただったのか分からず)
リハ見の司会進行役は四季社員のお姉さんでした。(すんません、お名前を忘れてしまいました……)
ちなみに、今回のリハ見参加者は、だいたい270人くらいとの事でした。

席についてからは、しばらくはそのままリハーサルの様子を見学。
石野さんがダンスリーダー(もしくは公演委員長?)だったらしく、イロイロとチェックしたり仕切ってました。
で、男性陣の「タップの後にお盆を後ろ蹴りでスライドさせて、フォーリーズへ渡す振り」のチェックがあったんですが……。
平田さんがスカ(空蹴り)してました。(笑)
当然、平田さんは苦笑いでしたが、石野さんも笑ってました。

その後は『Tonight's the Night』から『I Got Rhythm』の最後までを通してリハーサル。
CDには収録されていないセリフ(場面)が思ってた以上に沢山あって、ちょいビックリでした。

通し終えた後は、やはりイロイロと細かくチェックしてました。
この日からキャス変で田中さんがユージーンで入るということで、ユージーンが登場するタイミングをチェック。

そして、つるはしに乗る場面(振り子じゃない方)での、つるはしの柄を握る位置をかなり細かくチェック。
石野さんが「握る位置が柄の端過ぎると安定しないから、女性の方が乗りにくいと思います。かと言って短く持つと安定はするけど、今度は女性の方が足を乗せにくくなるので気をつけて。(うろ覚え)」みたいなことを仰ってました。
で、つるはしに乗る場面のみ、何回かやり直してました。つるはし関係者(笑)以外の役者さんは、まわりでそれぞれタップの練習をしてました。

それから、「ポリーがチケットの束を後ろに放り投げる→ムースがキャッチ」を何回か練習。
……が、しかし。ムースに届かず、ムースがえらい前に出てきてキャッチしたり、別のヒトがキャッチしてしまったり(笑)、いずれも成功してませんでした。(苦笑)

続いて、質問コーナー……ではなくて、インタビューコーナー。
見学者の代表として、司会の四季社員さんがスタッフや役者さんにインタビュー。

*舞台監督近藤さん
大道具(セット)について話して下さいました。
「今、リハーサルを観てもらって分かるように、結構場面転換(セットの移動)があります。スタッフ総勢11人(※13人だったかも…)と役者さんとで、手分けして動かしてます」
他にも何か仰っていたような、そうでないような……。(謎)

*小道具さん(すんません、お名前を忘れてしまいました……)
音作り用の小道具の1部を、実際に鳴らして紹介して下さいました。
まずは、カスタスのシャベル。
音を聴いた司会の四季社員さんが「涼やかな音ですね~」と感想。
お次は、ハリーのマドラーと空き瓶。
またまた四季社員さんが「こ、こちらも涼やかな音ですね~。(苦笑)」と感想。さっきと同じ感想しか言えなかったのが、御自分でもちょっと可笑しかったようです。(笑)
「空き瓶には、割れないように表面に保護シートを貼ってます。でも、そうすると音が鈍くなる(響きにくくなる)ので、マドラーの方を細工して響きやすいように工夫してます」
で、マドラーに施した細工(工夫)は何なのですか?(謎のまま:笑)

小道具さんへのインタビューが終わったところで、「では、見学者の皆さんの中から代表して2名の方には『音作り』に参加体験してもらいましょう」ってなことになりました。(いや、最初っから予定されてた企画なんでしょうけども)
見学者全員の座席番号の書かれた紙が入った箱から、石野さんがくじ引きして、偶然にも男女1人ずつ代表の2名が決定しました。
で、男性の方がムースのパート(のこぎり)を、女性の方がビリーのパート(すんません、小道具が何か分かりませんでした)を担当することに。
そして、お2人が舞台上で音作りを練習している間、客席ではインタビューコーナーが続けられました。

*牧野さん(ランク)
四季社員さんの「(牧野さんの頭を見ながら)看板割りでの頭は大丈夫ですか?」という質問に、「はっはっは。いきなりそう来ましたかー。(苦笑)」と言って説明しかけたところで、「あ、(CFYを今までに)観たことあるヒト居ますか?」と客席に問いかけが。
客席には観たことあるヒトの手がチラホラと挙がり、牧野さんはそれを確認してから話を続けられました。
(看板割りはリハーサルをやった場面の中には無いアクションなので、牧野さんは気を使われたようです。私もこの時点では、看板割りの事を知りませんでした)
「四季のスタッフの皆さんはとっても優しいですからねー、痛く無い素材で(看板を)作って下さってます。だから何回割っても(毎日割ってても)大丈夫です。(笑) この後の観劇時に注目してみて下さい」との事でした。
最後に「静岡、仙台と各公演地を回って来ましたが、御当地の美味しいもので元気をもらってます。アンケート用紙をもらってますよね? 広島でのオススメのお店があれば、是非(書いて)教えて下さい」と仰ってました。
無礼で粗野で乱暴なランクと違って(笑)、牧野さんはとっても良いヒトでした。

*ソン・インミさん(ベラ)
「色んなカワイイ衣装が着れて楽しいです。特に『Slap That Bass』での黄色い衣装が好きです。(少々アワアワしながら)スミマセン、私、日本人じゃないので日本語が下手で……、ゴメンなさい」
「そんな、謝らんでもー」なソン・インミさん。かわいかったです。

*関さん(ワイアット)
四季社員さんのからの質問「高い所でのダンスは、怖く無いですか?」
「実は高所恐怖症です。屋根上タップではいつもハラハラしてます。スリリングな毎日です。(苦笑)」
続いての四季社員さんの質問「ワイアットは(『I Got Rhythm』では)どこに居ますか?」
「えっ!?(うろたえ)……色んなところに居ます。最初は下手に居ますが……。途中、センターにも行くし、それこそ屋根上(上手)でタップ踏むし……」
関さんも最後に「オススメのお店があったらよろしく」と仰ってました。
漠然とした質問をされて、かなりうろたえていた関さん。なんだか見ていて気の毒でした。(苦笑)

インタビューコーナーの後は、音作り参加体験企画の続きです。
四季社員さんが「石野さーん、そちらの様子はどうですかー?」と呼ぶと、石野さんは「オッケーです。バッチリですよー。完璧!」とお返事。

で、『I Got Rhythm』を途中から、本番さながらに再現。
そして音作りは見事に大成功!
客席からも、舞台上の役者さんたちからも拍手がわき起こりました。

参加したお2人には、加藤(敬二)さんと樋口さんから、記念品として出演者全員のサインが入ったお盆(パエリアパン)が贈られることに。
男性の方のそばには加藤さんが、女性の方のそばには樋口さんが立っておられたのですが、加藤さんと樋口さんはわざわざ立ち位置をチェンジして、加藤さんが女性の方に、樋口さんが男性の方にお盆を渡されました。
まぁ、やっぱり「男→女」「女→男」の方がカタチになりますしね。(笑)

「では、(リハ見の)最後に、この方からご挨拶を頂きましょう」と四季社員さんがマイクを向けたのは、客席に入った時から気になっていた、客席前方センターに座ってらっしゃったヒト。
その御方は……広瀬さんでした。(ビックリ)
「Σえええぇぇっ!!? ひ……広瀬さんだったんですかっ!!?」と何故か無駄にビックリしてしまって、肝心の広瀬さんのお話をろくすっぽ覚えてません。(アホ~)
え~、たぶん「リハーサル見学にご参加頂きありがとうございました。この後の本番も楽しんで下さい」みたいなことは仰っていたんじゃないかと……。(完全にうろ覚え)

リハーサルそのものはまだ続いてましたが、リハ見はココで終了しました。
こういうイベントへの参加は初めてでしたが、貴重な様子を見る事が出来て、とっても楽しかったです。(嬉)



以上、お読み頂きありがとうございました。

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