The 25th Jellicle

CATS『日本公演23周年&五反田2周年記念カーテンコール』

2006年11月11日(土) マチネ 2階3列14番 CATSシアター

《キャスト(敬称略)》
グリザベラ 奥田久美子
ジェリーロラム
 =グリドルボーン
井上智恵
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 王堃
ディミータ 滝沢由佳
ボンバルリーナ 遠藤瑠美子
シラバブ 八幡三枝
タントミール 高倉恵美
ジェミマ 熊本亜紀
ヴィクトリア 金井紗智子
カッサンドラ 井藤湊香
 
オールドデュトロノミー 種井静夫
バストファージョーンズ
/アスパラガス=グロールタイガー
村俊英
マンカストラップ 芝清道
ラム・タム・タガー 福井晶一
ミストフェリーズ 杜昊彦
マンゴジェリー 趙宇
スキンブルシャンクス 李涛
コリコパット 王斌
ランパスキャット 永野亮彦
カーバケッティ 劉志
ギルバート 萩原隆匡
マキャヴィティ 赤瀬賢二
タンブルブルータス 岩崎晋也



通常カテコ終了後、1度暗転してからデュトさんが再登場。
星空を作るように手を掲げると、上手テーブル上にキャンドルを持ったグリ、車のボンネット前にタガー、下手オーブン上にキャンドルを持ったマンカスが登場。
4匹で「♪ハッピバースデー・トゥー・キャーッツ♪」と、ハッピーバースデーの歌をゆっくりとハモり始めました。

オス猫数匹が歌いながら白い布を持って舞台奥から出て来ると、上手・下手の客席通路からはそれぞれ3匹ずつ、やはり歌いながら猫がイチゴを頭に乗せて出て来ました。
下手側先頭のオレンジ色の猫を趙マンゴだと思ってたんですが、後日、四季なびにアップされた特別カテコ記事を読んでみたら、「メス猫たちがイチゴを持ってきて……」と書いてあって、「ほげげーっ!?」でした。
私が趙マンゴだと思ってたのは、滝沢ディミでした。(爆)
趙マンゴより、滝沢ディミの方が男前で、滝沢ディミより、趙マンゴの方が乙女だから、こんな勘違いが起きるんですよ。(違)

閑話休題。
白い布をタイヤに掛け、そしてイチゴを乗せると、タイヤがケーキに変身。
マンカスが「♪ハッピバースデー、ハッピバースデー♪」で、キャンドルを立て、グリが続いて「♪ハッピバースデー・ジェリクルキャーッツ♪」で、キャンドルを立てようとしたその時……!

「ガシャーン! ガシャーン!」

黒マキャが現れる時のあの効果音(?)が2回連続で鳴りました。
慌てふためき、逃げて行く猫たち!
グリも驚いて、持っていたキャンドルを落としてしまい、そのまま逃げてしまいました。
そして、その直後……

「わははははははー!」

マントをバサリと翻し、高笑いとともに黒マキャ登場!
でも、舞台には誰もいなくて、黒マキャは「……え? あれ?」って拍子抜けしてました。
観てるコッチが「わははははははー!」でした
何だか黒マキャが、決まりが悪そうに「あ、いや、どうも」って照れてるように見えました。
そして、黒マキャは「……えぇ~と?」ってな風に舞台を見回すと、「おぉっ! ケーキがっ!」って、ケーキの存在にちょっと驚いてました。(かわえ)
足元に転がるグリが落としたキャンドルに気付き、拾い上げるとしばらく考え込み、そして慎重にケーキに立てる黒マキャ。
「わー。黒マキャ、ええ奴ー!」って拍手が湧き起きると、黒マキャはケーキに寄り掛かって満足げでした。(かわえ)
そんな黒マキャにますます拍手喝采の場内。
こんなに黒マキャに光が当たることって無いですよね!
しかも、こんな晴れの場でなんて……っ!(感涙)
そんでもって、赤瀬さんが主役(?)になるなんて……っ!(余計なお世話じゃ)
しかし……

「ピーーーーーっ!!!」

階段だかテーブル上だか(忘れた)、とにかく上手のちょい高い所に、警笛のようにホイッスルを鳴らし、黒マキャを指差すタガー登場!
慌てて逃げる黒マキャ。
何も悪いことはしてないのに、ってか、むしろ良いこと(?)をしたのに何故逃げるー!
や、それよか、そんな風に慌てて逃げられると、ものっそいへっぽこに見えますから犯罪王ー!

そして、その警笛のホイッスル音は、そのままサンバのリズムになり、サンバの音楽が流れ始めると、マンカスのカッコをしたタガーマンカスが大きなマラカスを振りながら、舞台下手から走り出て来ました。
Σマンカスがマラカスてネタかよ……っ!!!(呼吸困難)
……って思ってたら、これまた後日アップされた、キャスボのCOSの芝さんのコメントによると、狙ったわけではなかったそうです。ええ~?(不服)

客席からも楽器を手にした猫たちが舞台へ出て、サンバのリズムに乗って演奏(のフリを)開始!
去年の猫誕カテコに引き続いて、ジェニエニは指揮者。
ガスはタンバリン。スキンブルはVメガホン。ランペは鍵盤。バブは鈴の輪。
そしてマンゴは鍋と鍋のフタと首にバブと同じ鈴の輪
Σ1匹だけ楽器とちゃうモン持ってるーーーっ!!!(呼吸困難)
鍋と鍋のフタをシンバルみたいに叩いてました。首の鈴の輪は飾りらしいです。
せっかく楽器を持ってるのに、それを演奏に使わない趙マンゴ。さすがです。(何が)
ちなみに鍵盤を演奏するランペがめさくさかわいかったです。
次回観劇時は、猫たちが手にした楽器がゴミセットのどこにあるのか要チェック!

演奏が終わるとダンスタイム。(サンバの曲は流れ続けてます)
2匹ペアとか4匹グループとかで、順番にダンスが披露されました。
トップのランパスとタンブルのバレエ系ダンスが、めさくさカッコ良かったです!
2匹の息がピッタリあってて、優雅なんだけどキレがあって、ジャンプが高くて、回転が綺麗で……!
この2匹のダンスをエンドレスで見ていたかったくらい、ホントにめさくさカッコ良かったですー!(大興奮)
メス猫グループは、しなやかなセクシー系(?)ダンスを披露。色っぽかったです。
3ガールズはオーブンの上でダンス。投げキッスしてました。
ミスト、コリコ、カーバ、ギル、スキンブルは、アクロ系ダンスを披露。
倒立回転とか、側宙とか、上手・下手へクルクル回ってキメてました。
「へぇぇぇ、杜さんって側宙出来るんだー。ってか、萩原さんも出来たんだー。(失礼)」と思ったのは内緒の話。
ダンスの途中には、いつのまに移動したのか、タガーがオーブンの上で3ガールズを侍らせて、(特大)リコーダーをサックスのように演奏(のフリを)する場面も。
3ガールズを侍らせてる様子が、めっちゃタガーでした。カッコええー!
マンカスのカッコをしたタガーマンカスは相変わらずマラカスを振り続けてたり、いつのまにか赤瀬さんが黄マキャになってたり、みんな「ビバ☆サンバ!」ってノリノリでした。

Gタイガーの船(空?)からでっかい数字の『2』のオブジェが出て来て、ギルとタンブル(?)がケーキに飾ると、2周年記念のケーキが完成!
そして、全員で両手を高く上げてサンバのリズムで手拍子したり、Vサイン(2周年サイン?)をする猫たち。
最後、後方に「ANNIVERSARY 2006.11.11 TOKYO」の幕が下りてきて、踊りまくる猫たちが集合して「ジャン!」でポーズキメてひとまず終了。

その後何回かカテコ呼び出しが有り、タガーがVサインをしながら出て来てタガー〆に。
いつもならココでホントに終了ですが、その後も拍手は鳴り止まず、猫たちは呼び出しに応えて、何度も何度も登場してくれました。
舞台への出入り口が通常と異なるためか、毎回ギルが最初にポンッと飛び出てくるのが、なんかちょっと不思議でした。
何度目かの呼び出しのあと、マンカスとタガーの2匹が舞台に残りました。
マンカスが「おまえ、もう1回締めろやー。締めろやー。(@関西弁変換)」とタガーをウリウリとせっつくと(その行動はタガーですよ芝さん!)、タガーは「聞こえねーよ」とばかりに後ろを向いて、ケーキに肘をつき、そっぽを向いてました。タガーらしい反応です。(何様だ自分)
……が、しかし!
この時の福井タガーさんは「あー、どうやって締めよっかなー。(苦笑)」って考えてる風で、真面目オーラが出てました
タガーのカッコをしたマンカスに見えました。(微笑み)
今回のキャスティング、やっぱりマンカスとタガーが逆だったのでは……。(笑)
マンカスが「ほな、皆さん、さいなら~」といった笑顔で(さっきからマンカスが関西弁なのは何故だ)、箒で掃くマイムをしながら後ろに下がって行ってハケると、福井タガーさんは「しょうがねぇなー」と再びタガー〆開始。
流れはやはり[ファーを揺らして手拍子煽り]→[ファーを揺らすスピードアップ]→[しっぽを高速回転]→[腕をぐるぐる]→[腕を振り上げて暗転]→[再びライトオン]→[オーブンの後ろから顔だけ出して投げキス]でした。(笑)
あ、最後にオーブンの後ろから顔を出した時、またVサインしてたかな?(あやふや)
2度目のタガー〆で、さすがに客席も納得して、本当にコレで終了となりました。
福井さん、お疲れさまでした~。(笑)



以上、お読み頂きありがとうございました。

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