The 25th Jellicle

CATS『リハーサル見学』

2008年3月26日(水) ソワレ CATSシアター

「ジェリクルキャッツよ! 舞踏会の支度をっ!!!」ってことで、ホントの舞踏会の支度を見学してきました。

《キャスト(敬称略)》
グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム
 =グリドルボーン
秋夢子
ジェニエニドッツ 高島田薫
ランペルティーザ 石栗絵理
ディミータ レベッカ バレット
ボンバルリーナ 高倉恵美
シラバブ 南めぐみ
タントミール 八鳥仁美
ジェミマ 増田朱紀
ヴィクトリア 千堂百慧
カッサンドラ 大口朋子
 
オールドデュトロノミー 石井健三
バストファージョーンズ
/アスパラガス=グロールタイガー
渋谷智也
マンカストラップ 西門宇翔
ラム・タム・タガー 福井晶一
ミストフェリーズ 金子信弛
マンゴジェリー 武藤寛
スキンブルシャンクス 石井雅登
コリコパット 牛俊杰
ランパスキャット 春日貴弘
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 龍澤虎太郎
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 岩崎晋也



@リハーサル

歌唱チェックが早水さん。ダンスキャプテンが高倉さん。

『ジェリクルソング』のチビソロ部分(「♪何もかもを見抜いている お前こそが そうジェリクルキャッツ♪」まで)を音付き振り付きでチェック。

いったん舞台センターに集合して、高倉さんから「音程に不安があるヒト!」という問い掛け。
約半数ほどの手が上がり、そのまま舞台センターに立ったまま、他の猫のパートも改めて確認するため、自分のパートだけでは無く、全てのパートを全員で歌ってみることに。
以下、早水さんのダメ出し。
「♪ジェリクルソング ジェリクルキャッツ♪」が、「ジェリクル」の『ル』と「ソング」の『グ』が抜けて、「♪ジェリクーソン ジェリクキャッツ♪」になっている。
しっかり『ル』と『グ』も(不自然にならない程度に)発音するように。
(途中、ネイティブのレベッカさんに「song」の発音を確認)

もう1度、舞台センターに立ったままチビソロ部分をチェック。ただし今度はパート分けあり。
ランパスのソロ部分で、早水さんがダメ出し。
「♪恐れないか(↑)♪」と、最後の『か』が上がり過ぎ。
急に上がるんじゃなくて、「♪恐れないか(→)♪」と、そのまま平坦な感じで。
(ランパス役の春日さん、かなり何度も何度もダメ出しもらってました)

春日さんのソロにOKが出たところで、さらにもう1度、舞台センターに立ったままチビソロ部分をチェック。
以下、早水さんのダメ出し。
みんな他の猫のパートの時はリラックスしてて良い感じなのに、自分のパートになると、急にガチガチになってる感がある。
車が急に止まれないのと同じで、自分のパートになってから急に準備してもダメ。
『ジェリクルソング』は「♪お前こそが そうジェリクルキャッツ♪」で一段落。(「♪お前こそが そうジェリクルキャッツ♪」では意識を高めるように、とおっしゃっていたような……)
チビソロ部分は、ココに向けてエネルギー(テンションだったかも)をグアーッと持って行く。

歌唱チェックは終了して、続いて高倉さんから、コリコ役の牛さんに振付けのダメ出し。
舞台センター手前で右腕を上に伸ばし、クルリと回転して左足を引いて後方に下がるシーン(どのシーンか説明しにくい)、回転(の遠心力)に振られて、左足を引き過ぎ。

牛さん、何度かやり直してみるも、やはり高倉さんから「振られてる」とダメ出し。
高倉さんが自らお手本を示し、「回転じゃなくて、振り向くくらいの気持ちで」とアドバイス。

リハーサルはコレにて終了。
最後に西門さんが「今日も頑張りましょう」と締め。
(↑そりゃもう激しくときめきましたとも! もう少し他にも何か仰っていたような気がしますが、あまりにときめき過ぎて覚えてないですよ! アイタタタ…)

@質問コーナー

司会進行はガス役の渋谷さん。
質問回答者は、渋谷さんも含めて、ジェミマ役の増田さん、ジェリロ役の秋さん、カーバ役の松永さん。
松永さんはまだ日本語が怪しいらしく、秋さんが通訳してました。

Q. 小学生の頃はどんな小学生でしたか?

松:ずっとダンスやってました。小学生の時の先生とは、今でも連絡を取り合ったりします。
秋:私もずっと芸術(音楽)関連やってました。

Q. カラオケでミュージカル曲は歌いますか?

渋:歌いません。(即答)
やはり仕事の歌ですからね……。
舞台以外では喉を痛めないようにマスクとかしてますし、カラオケに行くことはありません。

Q. 猫らしく演じるにはどうしてますか?

増:本物の猫を観察したり、劇団で保管している昔の『猫』のビデオを鑑賞してます。
秋:本屋さんで猫の写真集を見たりもします。

Q. どうやって緊張を解消してますか?

全員:コレは……深呼吸……しかないですね。(苦笑)
増:私は『オーヴァーチュア』でお祈りしたり。(笑)
渋:とにかく、緊張は演技の敵なので、深呼吸などして、その緊張を集中力に変えるようにようにします。

Q. メイクにはどれくらい時間がかかりますか?

渋:1時間。
増:1時間。
秋:15分。(場内どよめき)
慣れもあるし、他の猫に比べて、メイクが簡単なのもあるかも。
松:(答えなかったのか、私が聞き取れなかったのか……。不明です)

Q. もしも俳優になってなかったら?

松:(ものすご~く考え込んでから)お医者さん。
秋:やっぱり芸術(音楽)関係かな。教える立場で先生とか。
増:ずっと声楽やってたので、海外に留学してたかも。
渋:ずっと北海道でスキーをやってたので、ロッジの経営者とか、スキー関連の職業。
今はスキー出来ませんけどね。劇団では禁止されてるんです。

Q. ドキドキするシーンはどこですか?

松:『天上への旅』。
秋:自分のナンバーと、私も『天上への旅』。
増:やっぱり自分のナンバー。それと『ジェリクルボール』の直前。
渋:非常に個人的なことですが、階段が怖いので、ミストナンバーの手拍子。
2階で手拍子をしたあと、みんな普通に階段を駆け下りて舞台に戻ってるんですが、私はアレが怖くて……。(苦笑)
子供の頃に階段から落ちたことがあって、それ以来、階段が苦手なんです。

質問は以上の7つでした。

最後に、渋谷さんから「では、このあとの本番でお会いしましょう。我々はこれからメイクなど準備に入ります。今日の舞台でちゃんと『♪ジェリクソン ジェリクキャッツ♪』と聞こえるか確かめて下さい。また、(着ている猫Tシャツをアピールしながら)Tシャツキャンペーン中なので、ぜひ劇場売店でお買い求め下さい」といったご挨拶と宣伝があって、リハーサル見学は終了。
(そのあと、退場しかけた秋さんが、松永さんが置きっぱなしにしたマイクを取りに戻るハプニングも)

その他、どうでもええ私の個人的反応

ほとんどの役者さんが、猫Tシャツを着用なさってました。(まさにキャンペーン中)
ラインストーン黒、ラインストーン白、猫目(バックが猫目でフロントに猫の名)の3種だったと思います。
ちなみに、猫Tシャツ着用ではなかった春日さんが、なんか前掛けをはずしたトニー(@contact)に見えました。(謎)

個人的には、やはり御贔屓さんが気になるわけで……。

*西門さん
ラインストーン黒の猫Tシャツ着用。
(個人的に気になっていた髪型は、『夢醒め』の頃と同じか、少し長いくらい。でもピン留めは無し)
振付け無しで『ジェリクルソング』の第一声を発するのは、タイミングが難しいらしく、前奏の部分では目を閉じて、ものっそい精神統一なさってました。(ぎゃー、カッコええー!)

*福井さん
猫目の猫Tシャツ着用。
チビソロチェックで「♪黙ったまま 耐えて強く♪」と歌われる度に、「ほんっとに良い声なさってるなぁ」と、しみじみと感じました。(ときめき)
声が大きいので、全員で歌ってても、福井さんの声が飛んでくる飛んでくる。(笑)

リハ見、質問コーナー、ともにうろ覚えですが、大体こんな感じだったと思います。



以上、お読み頂きありがとうございました。

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